漢文が得意になるために勉強法を知ろう

さらりと読んで何となくわかった気がしてしまったり、細かい箇所をわからないまま放置したりしてしまいがちな漢文ですが、きちんと手順を踏まえて勉強していくことで、誰でも必ず理解力を深めることができます。漢文に取り組む上でポイントとなる勉強法について、見ていきましょう。

重要語句と再読文字は暗記

漢文の勉強法でポイントとなるのは、重要単語や頻出語句をしっかりと押さえておくこと。普段私たちが使っている現代語とも馴染みのある単語も多いため、暗記も比較的しやすいでしょう。英単語のように莫大な数を覚える必要もないので、暗記が苦手でも心配はいりません。
押さえておくべき単語数は50個から150個程度とも言われています。単語帳や単語暗記のアプリケーションなどを上手に活用して、毎日コツコツと取り組むようにしてみましょう。単語の知識が身に付いてくれば、早い段階で、すらすらと文章が読めることに気が付くはずです。
また、読解をスムーズに進めるためには、再読文字についての基本的な知識を持っておくことも必要となります。7種類の再読文字を漏れなく暗記しておくことは、漢文を勉強する上でのもっとも重要なポイントともなりますので、それぞれの持つ意味をしっかりと把握しておくように心がけましょう。

読み方を知る

漢文をスムーズに読むためには、レ点・一二三点・上中下点・甲乙丙点などの返り点をしっかり理解しておくことが重要です。句法に苦手意識を持っている方は最初取っつきにくく感じるかもしれませんが、文章を読む上での基本となるコツを押さえておかなければ、効率の良い勉強をすることができません。
返り点を意識して例文を何回か読み返すうちに、読み方のコツが必ず身に付きますので、まず始めに読み方をマスターしましょう。そして、再読文字はもちろん、否定・二重否定、使役、受身、仮定、疑問、反語、比較・選択、抑揚、限定などの意味を持つ文字の読み方をマスターしておくことも大切です。これらの基本事項を押さえておくだけでぐっと文章全体が読みやすくなりますので、ぜひ勉強法に取り入れてみてください。

漢文の勉強におすすめの参考書

難関大学受験のための漢文対策におすすめの参考書は、「入試精選問題集漢文(河合塾SERIES)」と「記述対策漢文問題集(東進ブックス)」です。河合塾SERIESの入試精選問題集漢文は、大学入試問題を多数掲載していますし、解答・解説・解釈方法の説明なども丁寧に書かれています。
また、河合塾SERIESでは、古文・現代文版も出ていますので、使いやすいなと感じる方はほかの科目でも合わせて使ってみるのもおすすめです。東進ブックスの記述対策漢文問題では、出題形式別の勉強を進めることができ自分が苦手とする分野を洗い出したり、強化したりということもできます。
ベースとなる基礎知識を身につけた後、より効率的な試験対策に取り組むためにも、ぜひ自分にあった参考書を使って、日々の勉強に役立ていただければと思います。

まとめ

基本となるポイントを押さえておくことで、ぐっと理解力を上げることができる漢文ですが、何よりも大切なのは、苦手意識を持たずに取り組むこと。返り点や重要語句を頭に入れるだけで、文章の読解にかかる時間も減らすことができますし、苦手意識も改善されるはずです。
句法は慣れるまでは厄介に感じる部分もあるかもしれませが、一度コツを掴んでしまえば大丈夫なので、ぜひ前向きに取り組んでいただければと思います。また、漢文を読むには音読することも大切と言われていますので、実際に文章を声に出して読むという勉強法を取り入れてみるのもおすすめです。